最新テクノロジーを駆使した空圧式筋力トレーニング

22.08.2019

HUR 転倒予防コンセプトが高齢者の機能的能力を改善

昨年、私たちはHURのお客様とパートナーの皆様のためにHUR メディカルコンセプトを発表しました。このコンセプト開発の目的は、体力と機能的能力のレベルを高める方法および生活の質を改善する方法、そして医療としての運動の有効性を示すためです。

この研究プロジェクトはフィンランドのオウルンキュラリハビリテーション病院およびオウル大学病院とともに行われ、特にベースラインで歩行困難が報告されている高齢者に対して、HUR転倒予防が機能的能力を高めるという仮説を検証することができました。

調査計画は、およそ2ヶ月間で、平均73歳の男女・ボランティアの参加者に、HUR筋力トレーニングマシン(HUR スマートタッチシステム)を実施するという内容です。このプログラムでは、週に2回筋力トレーニング(9つの主要な筋肉グループ)とバランストレーニングを行いました。

HURの転倒予防コンセプトでは、測定結果・運動負荷・トレーニングの進行をパーソナライズするため、コンピュータ化および自動化されています。

この調査では素晴らしい結果を得ることができました。ベースラインで歩行が困難なグループのレッグプレスの最大筋力は25%増加し、機能能力の測定値である簡易身体能力バッテリー(SPPB)の値は12%改善しました。

歩行困難があるグループとそうでないグループを比較した際、さらに重要な発見がありました。双方のグループは、簡易身体能力バッテリー(SPPB)のベースラインで異なっていましたが、2か月後の介入終了時、歩行障害のあるグループのSPPBレベルは、歩行に問題のないグループと同じレベルでした。

歩行障害のあるグループは、歩行障害のないグループと比較して約10歳年上であるため、時計を10年遅らせることができたと結論付けることができます。

これらの結果から、このコンセプトが、高齢者の安全な歩行と機能的能力の向上を促進する非常に効果的な予防介入であることが証明されました!

この研究の結果は、今年プラハで開催された第24回 Annual Meeting of European College of Sports Science で発表されました。

詳細の情報をお知りになりたい方は、arto.hautala@hur.fi へお問い合わせください。