漸増的レジスタンストレーニング は高齢者の運動機能において重要
スイスの理学療法士である Eva Van het Reveさんによる研究レポート(英文) です。
2010年以来、ETH Zurich ヒューマンムーブメントサイエンス機関では、運動・認知トレーニングを組み合わせたトレーニングが、歩行・認知機能・身体機能にどのような効果をもたらすのかということをテーマに研究がおこなわれています。
高齢者にとってもっとも重要なニーズの一つは、少しでも長く自立した生活を送ることであり、そのためには、安全に歩行するための身体機能が必要です。
歩行の際の変動、短い歩幅は、歩行の速度を遅め、将来の転倒のリスクにつながります。
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「一番高年齢の参加者は99歳です。また、参加者の方には、体重が多い方、身長が141cm以下など、通常と比べると身長の低い方などもいらっしゃいます。すべての人々が、HURマシンで楽しくエクササイズをしています。」
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インターベンションプログラムでは、運動機能 (locomotor functionction) の向上を目的としており、漸増的レジスタンストレーニングと姿勢・バランストレーニングを行っています。レジスタンストレーニングでは、安全面・使いやすさの面から、HUR のマシンを使用しています。
私たちは、これらの筋力トレーニング・バランストレーニング・認知トレーニングを組み合わせたプログラムが、高齢者の方々が安全な動作と生活の質を促進し、転倒を防ぐということを、強く信じています。
参加者のフィードバック 合計参加者140名を目標に、2012年中にあと7施設、研究対象施設を増やす予定です。 |